ビジネスマナーの基本は挨拶!これを実践するだけで好感度がアップ
挨拶は常にしておけばOK!という気はしますが、やはり色々なTPOが存在するのがビジネスシーンです。
今ってどうやって挨拶するのが100点の回答になるのかな?
ん?今は挨拶した方が良いのか?それともここはスルーして何事もないようにしていた方が良いのか?
ついつい迷ってしまう、ビジネスシーンでの挨拶について見ていきましょう。
挨拶が持つ3つの力
感謝を伝える
挨拶を通して、相手に感謝を伝えることができます。
「ありがとう」と直接感謝の気持ちを伝えると喜ばれますが、挨拶の言葉に「ありがとう」と感謝の気持ちを乗せることで相手に伝わるのも、挨拶の特徴です。
お疲れ様でした(今日も1日ありがとうございます)
こんにちは(本日も1日頑張ります!)
行ってらっしゃい(頑張りましょう!)
と気持ちを込めることもできますよね。
こうすることで相手にもその感情や意欲は伝わります。
自分も相手も気分が上がる、気持ちの良い挨拶をしましょう。
コミュニケーションのきっかけをつくる
初対面の人の集まりの場で、挨拶をきっかけに仲良くなった
知り合いがいないところに参加するのは、多くの人が緊張するものです。
その時に人から気持ちの良い挨拶で声をかけてもらえると、緊張もほぐれて
この人になら心開けるかも
と親密度を上げることができます。
また、挨拶には自身の緊張を解すこともできます。
黙りこんでいると緊張や不安が心の大部分を占めていきますが、そういう時こそ元気に声を出すことで緊張を解すことができ、積極的なコミュニケーションを取ることができるようになります。
第一印象を良くする
出会って一番最初に交わす言葉は、挨拶です。
明らかに前者の方が印象が良いですよね。
挨拶は、その人の印象を決める大事な要素の一つと言えます。
また
言葉を交わすには距離が離れているけど、お互いに目は合っている
といった時には、会釈だけでもしておきましょう。
人は、挨拶をしてもらうことで「自分の存在を認めてもらえている」と感じます。
相手に「気づいてもらえた」「覚えてもらえている」というのは嬉しいものです。
一度でも面識ある人には積極的に挨拶をすると良いでしょう。
挨拶が良い印象を与える
挨拶は、子どものころから習うほど大切なものです。
今更こんなこと・・・
と思われる方もいらっしゃると思いますが、当たり前のことだけど意外とできていない方も見受けられます。
当たり前だからこそ、神経が行き届いておらず雑に済ませてしまいがちなのかもしれませんね。
自分はちゃんとできてるのかな?と再度セルフチェックしてみましょう!
お辞儀はビジネスシーンによって3種類を使い分ける
ビジネスマナーにおけるお辞儀には3種類あります。
ビジネスシーンによって使い分けられるようにしましょう。
「挨拶をしてから、お辞儀をする」という一連の流れはお忘れのないように!
腰の曲げる角度は15°
使用例:通路ですれ違ったとき、会議室の入隊室時
腰の曲げる角度は30°
使用例:訪問客や上司など目上の方へのお辞儀、お客様対応の時
腰の曲げる角度は45°
使用例:役員など高い役職の方への挨拶時、お礼やお詫びをする時
挨拶はシチュエーションに合わせて正しく行う
社会では様々なシチュエーションによって、使われる挨拶が異なります。
その時々で適切な挨拶をおこない、ビジネスマナーを備えたデキるビジネスマンになりましょう。
会社内での挨拶
・自分が外出する時
行ってきます
行って参ります
・同僚が外出する時
行ってらっしゃい
行ってらっしゃいませ
お気をつけて行ってらっしゃいませ
・自分が帰社した時
ただいま戻りました
戻ってまいりました
・仲間が帰社した時
おかえりなさい
おかえりなさいませ
お疲れ様です。
・社内
おはようございます
お疲れ様です。
・エレベーター内
お疲れ様です
※ 挨拶をするには距離が離れていたり、周りに人がたくさんいる場合は、軽く会釈するだけでも大丈夫です。
・自分が退社する時
お疲れ様です
お先に失礼致します
・同僚が退社する時
お疲れ様です
社外での挨拶
はじめまして
お目にかかれて光栄です
ご無沙汰しております
お世話になっております
先日はありがとうございました
間違いやすい挨拶
子どもの頃に習う挨拶と決定的に違うのは、「敬語表現」です。
社会人になってから敬語につまずかれるかたも多くいらっしゃいます。
口癖になっている方もいますので、この機会に見直し、正しい挨拶ができるように練習しましょう。
お久しぶりです→ご無沙汰しております
ご苦労様です→お疲れ様です
お世話様です→お世話になっております
どうも→有難う御座います
自分の敬語の使い方が正しいのかどうか正直不安だ…、本当に合っているのか分からないという方にはこの記事が参考なります。
失礼にあたる挨拶
挨拶の中にもルールやマナーがあります。
適切な挨拶ができるようになったのに、失礼な行為をしながら挨拶をしてしまったら、印象も下がってしまい、もったいないですよね。
適切な状況判断と、振る舞いができるように心がけましょう。
階段など高い位置から挨拶をすると、人を見下しているような印象を与え、失礼にあたります。
同じ高さの位置にお互いが来た時に挨拶をするようにしましょう。
作業をしながら、廊下を歩きながら、スマホを触りながらの「ながら」挨拶は相手が誰であっても失礼な態度です。
お辞儀の時にもお伝えしたように「挨拶してからお辞儀をする」というのも、一つ一つの動作にメリハリをつけるためでもあります。
作業をしていたら一旦手を止めて、相手の方を見て挨拶をするようにします。
- ビジネスマナーのあいさつはシチュエーション毎に異なるので、使い分けてできるようにしましょう
- あいさつと、行為をメリハリつけて行うようにしましょう
- 言葉だけでなく、感情を込めたあいさつを心がけましょう